ABOUT

香りに秘められた植物の力を、みなさまへ。

人と人を、心と心を結ぶ、新潟ラベンダー物語。
(第7回 環境省グッドライフアワード 環境と福祉賞受賞)

私たちは2014年から無農薬・無肥料で薫り高いラベンダーを育てて、蒸留し、
アロマテラピーで使用する精油を採っています。
メンバーはハーブやアロマテラピーの深い知識を持ち、
新潟ラベンダーと呼び、新潟米コシヒカリの田園風景の中で愛情深くラベンダーと向き合っています。
現在ラベンダー畑は3か所で1千株以上に増えました。

私たちが育てているラベンダーの品種は、
ラベンダーの故郷南フランスの家庭の薬箱に必ず入っているといわれる『ラヴァンジン』という品種で、
厳しい自然環境の中で、蜜蜂の自然交配によって生まれたハイブリット型。
ラヴァンジンは、心身を癒すラベンダー・アングスティフォリア種と、切り傷ややけど、虫刺されなどの皮膚トラブルを癒すラベンダー・スピカ種の良いところを継承しています。

【香りが年を経るごとに磨かれ美しくなってゆく】

毎年6月下旬から7月上旬にかけて、
私たちのラベンダー畑は一年で一番美しく、
忙しい時間を迎えます。
そこには、
仕事の合間を縫って早朝の時間帯に刈り取りに来る人たちの笑顔があふれるのです。

創造をつかさどる妖精『ティンカー・ベル』、
私たちのラベンダーファームにも魔法の粉をふりかけているのでしょうか。

ブルーグレーに輝くフレッシュな花びらの愛らしさ。
ライトグリーンの丈夫な茎を持つ『新潟ラベンダー』を皆様のお手元に。


7周年を迎えて、
香り豊かなフレッシュラベンダーを全国の皆様へお届けします。

2020年は、満月にむかって精油成分を充実させてい行くラベンダーをお届けします。

フレッシュ・ラベンダーの他、
この花から抽出した、
日本初のラベンダー・アブソリュート精油をブレンドした天然香水、
まもなくお披露目となります。

【私たちがめざしていること】
園芸活動とアロマテラピーの併用は、精神障がいの方々の心身を癒し就職率を上げる症例が報告されています。この取り組みを通じて土に触れ、香りに触れることで元気・活力を取り戻し、心身の健康回復を体感、天寿まで健康な人生を過ごすことができる「人づくり」「地域づくり」をめざしています。

【取り組みの原点】
ストレスから不調を来たしうつ病と診断され休職するなど、現代医学が苦手とする病で人生を楽しめなくなる人が増加しています。国や一部の医療機関はアロマテラピーを健康法として認めており、うつ病を改善する報告も有ります。私達は自然治癒力を高めるアロマテラピー・園芸活動普及の必要性を感じてきました。こうした中、苺畑が出来なくなった高齢女性と出会い、その耕作放棄地を借りることができたため比較的容易に栽培できるラベンダーを植えて活動を始めることにしました。

【主な取り組み実績】
6月・11月に新潟市と共催で「ラベンダーフェスタ」を開催しています。毎回、延べ500人程が新潟市内外から訪れています。
健康セミナーでは、医療福祉現場でのアロマテラピー活用法・実例報告などを紹介し、新潟ラベンダーの魅力を広め、活動に取り組む仲間同士の絆作り、活動の広がりに結びつけています。

6次化産業として、精油、蒸留水、匂い袋、文具、麦酒などを製作販売、畑の維持管理費に活用しています。ポプリ作りは障がい者施設に依頼しています。

匂い袋の布は江戸時代から続く伝統工芸品「亀田縞」、「十日町紬」を採用、ラベンダーや白檀など10種のお香をブレンド。
着物にも洋服にも合うシックなデザインで魅力を高めています。
イベントではこれまで、述べ3千人以上にオーガニックの可能性や自然と人間との共生について体感し、考える空間と機会を提供しています。

【ビジョン達成に向けて重視しているポイント】
うつ病やひきこもりの人は増加の一途をたどっています。心身ともに健康で長生きをする「健康寿命延伸」のためにはバランス良い精神生活と適度な運動といった生活習慣が大切と言われます。
「新潟ラベンダー物語」で大切にしていることの1つ目は、子供たちの記憶に定着する園芸活動と天然精油アロマテラピー体験です。子供の頃から土に触れ、花が咲く喜びを感じ、そこで懸命に生きる虫たちの健気さを知り、花の香りを楽しむことで、将来大人になって心が疲れた時、ラベンダーの香りと共に、畑体験を想い出し、大地に回帰し自分自身を取り戻す助けになれば良いと考えるからです。2つ目は、会員同士の親睦と幸福感です。私たちはボランティアで参加していますので、参加意欲を高めるためには、「楽しい!」と感じられる交流できる場作りを心がけています。交流ができると強固な絆を紡ぐことが出来ます。「人と人を、心と心をつなぐ新潟ラベンダー物語」を継承し、仲間作りの大切さを全国へ向けて広く発信してゆきます。